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Gender and Religions Research Center

ジェンダーと宗教研究センター

センター概要

センター概要

センター長挨拶

龍谷大学ジェンダーと宗教研究センター(GRRC)は、本学の推し進める重点強化型研究推進事業の一環として2020年4月に創設されました。
龍谷大学は「浄土真宗の精神」を建学の精神としています。当センターでは建学の精神に基づき、宗教による平等の理念を明らかにするとともに、そこで得られた知見によってジェンダー平等の実現に寄与することを大きな目標として掲げています。そして、男女共同参画、ダイバーシティの推進に取り組んでいきたいと考えています。
ジェンダーとは「社会的・文化的な性差」の意味で用いられる言葉です。ジェンダーのあり方は社会や文化によって多様であり、変わり得る可能性を持っています。宗教は歴史のなかで、その社会におけるジェンダーを形作り、維持し、変容させることに影響を与えてきた要素の一つです。宗教を考える上でジェンダーを無視することはできません。
差別と権力を生み出す社会文化構造を明らかにするのみならず、自己の立ち位置を見つめ直す、それがジェンダーの視点ではないでしょうか。
当センターでは、仏教をはじめとする世界の諸宗教について、ジェンダーやセクシュアリティ、またリプロダクションの視野からも研究を行い、その成果を社会に還元していきたいと思います。
これからもジェンダーと宗教研究センターをよろしくお願いいたします。

ジェンダーと宗教研究センター長
          岩田 真美

センターの目的

2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」において、よりよい世界を目指す国際目標として「持続可能な開発目標(SDGs)」が策定され、17の目標と169の達成基準が定められました。そこには地球上の「誰一人取り残さない」ことが誓われています。SDGsの掲げる目標の1つにジェンダー平等の実現があげられますが、貧困、教育、平和、不平等の問題など、ジェンダーは全ての目標に関わってくる重要な課題です。
またSDGsの「誰一人取り残さない」という理念は仏教の慈悲の精神に通じるものがあり、「浄土真宗の精神」を建学の精神とする龍谷大学では仏教とSDGsを繋いだ「仏教SDGs」を推奨しています。
当センターの目的は、国連が目指すSDGsおよび本学の推奨する「仏教SDGs」の実現の一端を担うべく、仏教をはじめとする宗教研究の知見から、ジェンダー平等の実現に取り組むことです。
近年、ジェンダーの視点はいかなる学問分野においても重要な分析視角であることが認識されつつありますが、宗教研究においては、その重要性が十分に共有されているとは言い難い面があります。「宗教」もまた文化や社会におけるジェンダーを作り出している点に注意を払う必要があるでしょう。その中で周辺化されてきたものが何であったのか。「誰一人取り残さない」社会の実現のためには、女性や性的マイノリティへのまなざしを欠くことがあってはなりません。
当センターでは仏教をはじめ、キリスト教、イスラーム、民俗宗教、新宗教など、世界の諸宗教の研究を行うとともに、宗教教育や社会実践についてもジェンダーの分析視角を用いることで、新たな視座から研究活動を展開していきたいと考えています。
「ジェンダーと宗教」に関わる研究者や実践者との連携や支援を通して、その成果を広く国内外に発信し、日本初となる「ジェンダーを基軸とした宗教研究」の拠点の構築を目指します。